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歳時記


とんだ旧正月
 
 21日から降り始めた雪もようやくおさまりました。
この数日間、雪は降っても降ってもなかなか降り止まぬ。あたりは真っ白、車は蒲鉾状態。
人は長靴を求めて靴屋に走り、コンビニは売るものが届かず、だれもが大変な数日間でした。
今年は暖冬暖冬暖冬といわれつづけて、ついつい油断しました。案の定「危機管理がなっていない。」としかられました。
やっぱり季節は「大寒」なのです。特に冷えこみが厳しく、氷点下4℃は私にとって多分初めての体験です。
どこへ行くにも徒歩。例年になく風が強くて、細かい雪がコートに貼りつき、カバンの隙間に入りこみ、傘などは全く、役立たず。
そんな中、街路樹の横を通ると木々が風と雪を遮ってくれました。
街路樹は市街の景観や環境保全のためだけではないのですね。
と思いました。というよりもそれは感謝でした。
 
 21日は旧暦のお正月で、申年の始まりだったのですが、突然の大雪に心も身体も振り回されてしまいました。
今更ですが、
三猿(人の非を『見ざる・聞かざる・言わざる』)を心がけ、五猿(ご縁)を大切に1年を過ごしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
サルノコシカケ科マンネンタケなどのキノコの仲間は、「霊芝」と称され、免疫力を高める作用を有し、古来不老長寿に
用いられてきた生薬です。