ホーム > 漢方・生薬について > 歳時記 > 歳時記(2002年) > ヒユ科の「ひっつきむし」

歳時記


ヒユ科の「ひっつきむし」
 
 今、どこにでも見られる植物にイノコヅチがあります。
 
舗装道路の路傍でも、埋立地でも、森林の中でも
 
イノコズチは、「ひっつきむし」とも呼ばれ、果実がすぐに衣服に付いてしまいます。
 
この果実の基部には針状の苞があって、これでいろいろなものにくっつくのですが、手で触るとけっこう痛いんですよね。
 
このイノコズチの根が、利尿,、通経作用を有する生薬である「牛膝」です。