謹賀新年 今年もよろしくお願い申し上げます。
元旦の「大正月(おおしょうがつ)」に対して、1月15日、あるいは14日から16日を「小正月(こしょうがつ)」といいます。小正月が一連の正月行事の終わりの日でもあります。本来は旧暦でしたが、現在は新暦の1月15日に行われます。様々な行事が行われ、今でもその名残はあります。かつては「なまはげ」も小正月に行われていました。どんど焼きで厄除けをしたり、餅花を飾って新年の豊作を祈願したりします。
また、小正月には「小豆粥(あずきがゆ)」を食べる風習があります。邪気を払い、無病息災を願い、本年の無事を願って、小豆粥を食べます。もとは宮中行事であったものが、民間に広まったとされています。小豆のように、赤いものには邪気を払う力があると考えられていました。小豆粥は、小豆、大豆、粟、米などを炊いたもので、その色から桜粥ともいわれ、お餅を入れる場合もあります。
小豆は食用だけでなく薬用としても利用されます。マメ科のアズキの成熟種子を乾燥したものが生薬「赤小豆(セキショウズ)」として用いられます。小豆は古くから栽培がされているため、多くの品種がありますが、薬用にするには小粒で新しく、暗赤色の光沢のあるものを用います。処方では「麻黄連軺赤小豆湯」、「瓜蔕散」、「赤小豆湯」などに配合されます。赤小豆は、利水作用があり、解毒、利尿薬としてむくみを取ったり、脚気、下痢、できものなどに用いたりします。
小正月に小豆粥を食べるのは、邪気払いの他に、身体に溜まった水分をとり、お正月で疲れた胃腸をいたわる意味もあるのかもしれません。