新型コロナウイルスによる感染は、いまだ世界規模で拡大していますが、日本政府は今後、感染法上の位置付けを「2類」から「5類」に引き下げることを決定しました。この移行に伴い、医療費の自己負担に対する公費支援や医療体制は今後見直していくことになりました。日本においても感染対策が大きく転換されることになりました。

また、ロシアがウクライナに侵攻をはじめて、1年が経とうとしています。

さて、地球温暖化が関係しているのでしょうか、ここ数年で普段の日本では見られない海洋動物が日本の沿岸で見られるようになってきました。大阪の淀川では「ヨドちゃん」の愛称でも呼ばれるようになったマッコウクジラが話題になりました。東京近郊でもザトウクジラやトドなども近海で目撃されています。また高級魚として知られているクロダイも千葉県沖で養殖している江戸前の「のり」を食べてしまうことが問題となっています。

マッコウクジラは、深海性のイカ類やタコ類を補食しますが、タラ等の大型底生魚類も捕食します。マッコウクジラの腸内には、時折、ろう状の結石が見つかります。この腸結石は「龍涎香(りゅうぜんこう)」の名称で非常に香りの良いものとして知られています。マッコウクジラを解体する場合は、腸を出してその上を歩いて塊を見つけるそうです。一方、自然に排泄された龍涎香は、主に海に漂っているか、もしくは、海岸に打ち上げられたものを見つけたりします。龍涎香は非常に高価で貴重なものです。