謹賀新年、おめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

今年の干支は兎(うさぎ)です。うさぎがぴょんぴょんと跳ねる様から、飛躍が期待される年であるとされます。

新型コロナウイルスに関する感染拡大は、世界的にも続いています。3年ぶりの行動制限の無い新年を迎えた日本でも、うがい、手洗いの励行やマスクの着用が引き続き重要と思われます。これらの行動は日本だけでなく世界全体で行う必要性があるように思います。

さて、寒い日が続きますが、もうすぐ梅の花が咲く季節を迎えます。梅の花にはとても良い香りがあり、花の色も赤や白そしてピンク色と様々です。

梅は、中国から、まず生薬として「烏梅」がもたらされたとされます。烏梅は梅の未熟果実をくん製または蒸してさらしたものです。梅の語源は、「烏梅(中国語の発音でwumei ウメイ)」が転じて「ウメイ」そして、「ウメ」となったものと言われています。

中国料理では、紹興酒を温めて飲むときに、烏梅を入れたりします。このことを陰陽五行的に考えると次のようになります。お酒を飲む場合、五行でいうところの「辛」を大量に摂取することになります。この時、「酸」味が必要となり、肝臓を守るために烏梅を使うものと推察されます。日本でも、梅干割のお酒や梅酒を飲んだりするのは、酸味が必要なことを表わしているように思われます。もちろん、ライムやレモンを加えることも理にかなっています。