コロナウイルスによる感染拡大は続いています。ロシアのウクライナ侵攻のニュースがテレビで大きく報道されるようになったため、コロナウイルスに関するニュースが後回しになっていますが、感染者数は高止まりしています。諸外国の中にはコロナ関連の規制を解除する国もありますが、時期尚早との声もあり、徹底した感染予防対策を続けることが望まれます。
さて 「咲いた、咲いた、チューリップの花が・・・」という童謡で有名なチューリップの花が咲く季節になりました。チューリップは、ウズベキスタンなどの山岳地帯に自生しますが、そのチューリップの原種をオランダに持って行き、栽培が始まりました。現在ではオランダの国花となっています。また第2次世界大戦中に食糧難となったときには、根茎を処理して無毒化した後に食用にしたそうです。
現在では、いろいろな花の形や色をした品種ができていますが、新品種を作り出すためには、新しい原種が必要です。しかし近年は原種を入手することは難しく、数年前に自生地で原種を入手しようと試みたところ、原産国から断られたそうです。
日本では、富山や新潟などで栽培が行われています。球根を育てるための栽培の場合、花が咲くと色や形を確認した上で、栄養を球根に集めるため、もったいないことですが、花を摘みとってしまいます。