新型コロナウイルスによる感染は、新たな変異株であるオミクロン株の出現により、世界中に拡がっています。日本国内でも第6波として、患者数が増加傾向にあります。3回目のワクチン接種希望のため、自衛隊による大規模接種会場が開かれたり、検査キット数が不足したりと問題が生じています。
さて、寒い日が続いておりますが、11月ごろから3月までの寒い中で、海苔(のり)は海の中で成長します。この間に、海苔の摘み取り作業が行われます。海苔の品質を示すものとして、「産地」と「初摘み」であることが重要とされています。海苔の味は、含有されるグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸などのアミノ酸の量とバランスが重要です。
海苔の養殖は、江戸時代頃から広く日本近海各地で行われています。栽培地としては、五大産地が有名です。東京湾から千葉にかけて産するものに江戸前の海苔があります。この東京湾で採れるものは、ほとんど流通しませんが、心地よい磯の香りと歯ごたえが重要とされています。仙台湾産は、甘みと風味のバランス感と歯切れ音が重要であり、伊勢湾・三河湾産は磯の香りがあり、パリッとした食感のあるものが特徴で、手巻き寿司などで食べると良いとされています。また瀬戸内海産は、色が濃く、肉厚なものが良く、有明産は、とにかく柔らかでうまみが強いのが特徴とされています。