新型コロナウイルスに関するワクチンには数種類があり、コロナウイルスに対して有効であると世界各国で証明されつつあります。しかし日本では、ワクチンの供給量が十分ではないため、医療従事者をはじめ、高齢者へのワクチン接種に滞りがあるのが問題となっています。ゴールデンウィークをすぎ、大都市圏だけでなく地方でもウイルス感染が拡大傾向にあることが懸念されます。

さて、日に日に暖かくなってきました。サクラの花は満開の時期を過ぎて、すでに花から葉に生え変わり、全体として葉桜となっています。この桜の葉を取り、半年近く塩漬けにしたものが、桜餅などをくるむときに用いられる「桜葉」になります。桜葉として用いられるサクラの品種として、主にオオシマザクラの葉が用いられます。

生産地の静岡県の西伊豆地方では、葉を収穫しやすくするために、毎年1~2月ごろに、根元に近い場所で、昨年伸びた枝を剪定します。今年伸びた枝は、人間の背丈ほどの高さになるため、収穫には便利です。オオシマザクラの葉の面には毛が無いことも用いられる要因の一つで、そのため塩漬けにした際に毛が残るようなことも無く、舌触りが良いのが特徴です。

桜葉は、桜餅をくるむ他、天ぷらや、卵焼き、いなりずしに混ぜて食べたりします。塩漬けした葉からは、サクラに独特な、ほのかに甘いクマリン物質の香りがします。