新型コロナウイルスの影響により、消費行動を控える傾向があります。またウイルスの感染拡大を防ぐために、日本では日常的にマスクを利用することが多くなっています。これから暑い夏を迎える日本では、マスクを着け続ける弊害として、熱中症にならないように気をつける必要があります。

一方で、快適にマスクを着け続けることができるようにと、最近ではいろいろなグッズが開発されています。中でも気分転換のために、ミントやダイダイなどの香りの成分を抽出したものを、スプレーでマスクに吹きかけるような新商品も発売されています。

さて、7月になり、美味しい桃が出回る季節になってきました。桃栗三年といわれるように、モモは植えてから三年で果実ができる植物です。モモの種子に由来する生薬「桃仁」は駆瘀血剤として、桃核承気湯や桂枝茯苓丸などの漢方方剤に配合されています。一本のモモの木には約200個以上もの果実ができる場合もあります。果実は一般的に、ピンク色が濃いほど甘くて美味しいです。そのため地面に銀色の日光の反射板を置き、果実に反射した太陽光をまんべんなく当てて全体的に濃いピンク色になるように工夫をしています。

一方、白桃とよばれる種類は、果実は白色系統のもので、高価なものですが、非常に香りの良いものもあります。

今年の夏は、コロナウイルスに気を付けて過ごさなければなりません。気分転換に、美味しく香りのよい桃を食べて、乗り越えたいと思います。