随分と暖かくなったのか、雪が雨に変わったり、そして雪が溶け始めたり。

大地が温まり、冬眠していた虫たちが活動を開始するといわれている啓蟄までは、あと数日です。

道路わきに残った小さな雪の塊の下では、すでに植物や虫が出番を待っていることでしょう。

今は、なごりの雪が美しく降っています。

雪が美しいと思えるくらい、暖かくなったということですね。

路地もののレンギョウの開花には、あと少しだけ時間がかかりますが、花屋の店先には黄色の花が

並んで、春を感じさせてくれます。

「季節先取り」。春の予感だけではなく、それ以外に日本ならではの心地よい気分を楽しませてくれます。

レンギョウの果実は、解毒・排膿・消炎・利尿作用があり、体の表面にある熱を除くため、湿疹や

皮膚炎の治療に用いられる「防風通聖散」や「治頭瘡一方」などの漢方処方に配合されます。