今日から2月です。

今シーズン最大の寒波に見舞われ、あたり一面の世界は真っ白です。

白とは、太陽の光線をあらゆる波長が一様に反射することによってみえる色で、

色の中では最も明るく、雪のような色とされています。

「白」の文字はどんぐり状の実を象っており、下の部分は実の台座、上半分は

実をあらわします。

コノテガシワ(生薬名、側柏葉)などの実の中みが白いことに由来するようです。

生薬には、白シ、白芥子、白頭翁、白蝋、白姜蚕や白芍、白茯、白朮と白のつくものがあり

これらの色は、やはり白です。

中には芍薬、茯苓、朮など白に対して相反する赤や蒼の文字がつく生薬もあり、

それらは、「白は補い、赤は瀉す。」という考え方により使い分けられます。

白は、一般的に純粋、清純、清潔をイメージする色で奉仕、献身を表すといわれています。

雪は冷たく、日常生活を営むにはやっかいな者です。

しかし、朝起きて屋根に積もった雪を見て、きれいと思えるのは、

雪の白さが、何かを補ってくれているからなのでしょうか。