ウイキョウは、茎の先に黄色の多数の小花をつけ、葉は糸状に細裂し、花後の果実は麦粒状になります。

全草から放たれる強い香りと黄色い花の色は、胃腸を活発にし、果実は、薬用や香辛料に用いられます。

乾燥した果実を紅茶に入れたフェンネルティーは、食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃のもたれ、食欲不振などに効果が

あり、5〜6粒噛めばさらに口臭を消す効果が期待できます。

茎や葉はスープやお茶にされ、陰干ししたものを袋に入れて入浴剤にすると、からだが温まり疲れがとれます。

今は、高さが2メートルくらいにまで成長し、花の最盛期です。

ウイキョウの葉にお湯を注いだだけのハーブティ。簡単に出来ますので、是非お試しください。

生薬の茴香には、「小茴香」と「大茴香」がありますが、上記のセリ科植物ウイキョウに由来するのは「小茴香」

のほうです。「大茴香」は、「八角茴香」ともいい、モクレン科のシキミ属植物の果実で、効能は「小茴香」と似て

いるが、やや劣り、主に香辛料として利用されます。