栽培こよみ 第8回 和薬の栽培を楽しむ その2(オオバコ)
第8回
いよいよ冬将軍到来の月になりました。畑の草取りや、鉢植えの植え換えに |
と、何かと忙しくした園芸作業もやっとお休みかとおもいきや、ぶらりと立ち |
寄ったホームセンターには、もうたくさんの花苗が並んでいます。 |
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よく見ると、いろいろな鉢植えに混じってオオバコ、カキドウシ、ゲンノシ |
ョウコ、ドクダミなどの和薬の植物がたくさんありました。これらの植物も最 |
近は町で見なくなったから、どれも珍しい植物になってきたようです。それで |
園芸植物の仲間入りをしたのでしょう。 |
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しかし、どの植物も薬草とは書いてありません。大手種苗会社の人は、薬草 |
は売ってみたい植物ですが、薬草で売るとなると薬効を書かないと面白くない |
し、薬効を書くと問題があるので薬草は取り扱わないのです、とのお話でした。 |
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| ボルネオでは、オオバコがマーケットでた |
くさん売られていました。先月、コタキナバ |
ルの市場で撮った写真です。 |
店のおばさんに、何に使うのと聞くと、薬 |
だよと言っていました。他にもドクダミやヨ |
モギが、他の薬草に混じって並んでいました。 |
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ホームセンターで買った斑入りのオオバコを、山野草鉢へ植え換えました。 |
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培養土は、赤玉土と鹿沼土とを同量混合し | |
て使いましたが、市販の園芸用培養土でよい |
と思います。ビニールポットで販売されてい |
る鉢植えは根鉢を崩さないように、そっと化 |
粧鉢へ植え換えます。 |
今でも鉢増し作業などは何ら問題があり |
ません。しかし、和薬がいくら丈夫な植物と |
は言え、株分けなどの作業は、春、暖かくな |
るまで控えましょう。 |
葉の模様が奇麗な斑入り植物は年中楽しめます、薬局の店先の飾りにも使え |
そうですね。 |